「婚活」症候群 (少子化ジャーナリスト白川桃子・家族社会学者山田昌弘共著) を読んだ ★
ベストセラーとなった前作の『「婚活」時代』から5年経った2013年に出版された本です。
「コンカツ」は、「わずかないい男の奪い合い」に誤解されていった!
結婚で食べられる時代は終わりました。
男性の収入に依存する「昭和結婚」から男性も女性も脱却しなければ、結婚も子どもも増えません。
女性たちよ、自活せよ。
男性たちよ、花束を持て。
前作を読んでいないと話の流れが全然わからないので、『「婚活」症候群』を読む場合は事前に『「婚活」時代』を読むのをおススメします。
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「婚活」時代 (少子化ジャーナリスト白川桃子・家族社会学者山田昌弘共著) を読んだ ★★★★★
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勘違いさせたのは自分達
『「婚活」症候群』を執筆した主な理由は、『「婚活」時代』で伝えたかったことは、男性の稼ぎに依存する旧来型の結婚生活を望んではいけないという事だったのに、多くの読者が「良い男を捕まえる為に婚活をしなくてはいけない」と勘違いしてしまったので、それを訂正するためと書かれていました。
私が『「婚活」時代』で印象に残っているのは、「鼻の利く女性」というフレーズで、「鼻の利く女性」にならないとまともな男性を捕まえる事はできないと散々煽っておきながら、それを伝えるのが目的ではなかったと言うのは何かがおかしい。
「読者が勘違いしてしまった」ではなく、「読者を勘違いさせてしまった」と言うスタンスで書かれているのならばまだ良いのですが、そんな気もさらさら無さそうですし、ここに来て自活女子になれと言った所で、婚活のイメージが変わる事は無いでしょう。
終始弁解してるだけの内容でしたので、読む価値はこれっぽちも無いと思います。
あと、後半半分は婚活と言うよりも少子化社会に関する内容になっているので、婚活とは少し離れた内容になっています。
婚活本の謎
婚活本がいつも特殊な婚活事例を紹介しているのをいつも不思議に思う。
週刊誌などが注目を集める手法としてそういうのを紹介するのはわかりますが、学者と名乗ってる人、しかも自分の事をパイオニアだと自認している人が再現性の低い物を紹介して何がしたいのかと考えてしまう。
特殊事例を全国から集めれば偽りのパラダイスを作る事は可能です。
そうではなく、コモディティ化できそうなことを紹介して、それに参加する事を促した方が健全と言いますか、大きな結果に結びつくのでは無いでしょうか?
pick up
男性は経済力などによって、最初から選ばれる人と選ばれない人が決まっていると思われている
婚活ではこれは事実で、どうしようもない事なのですが、選ばれない人向けの婚活本があっても良いなんて書かれていて笑ってしまいました。
婚活では経済力の無い男性は参加するだけ無駄で、そういう人は婚活以外の所で出会いを見つけなければいけなかったのですが、婚活が必要な年代になってからそれに気づいても遅いのです。
もちろん結婚できますが、所謂「いい女」をゲットする事はもうできないので、それなら独身で自由に暮らして行きたいと考えても不思議では無いのです。
鼻の利く女性が若い内にハイスぺ男性を捕まえようとするように、将来の年収が期待できない男性も、若い内にスペック勝負じゃない普通の恋愛でパートナーを捕まえておかないといけないのです。
「将来の年収が期待できない男性」の意識を変えることは大事だと思うのですが、大きく報道されたりする事がほとんどありません。
なぜなのでしょうか?
女の人にはとりあえず親切にする
くだらないと感じる人もいるかもしれませんが、女性と接する機会を少しでも増やす努力は必要です。
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