結婚相談所運営企業「パートナーエージェント」の第13期定時株主総会に出席してきました
2017年6月27日に結婚相談所のパートナーエージェント、婚活パーティーのオトコン、結婚相談所間会員紹介システムのコネクトシップなどを運営する企業「パートナーエージェント」の株主総会に出席してきました。
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高い成婚率について
パートナーエージェントの一番の売りは成婚率が高いという事で、他の結婚相談所のそれが10%程度しか無いのに対し、28.6%と非常に高い。
それに対して株主から「成婚率が高いのは相性が合う人同士をお見合いさせる判断力が優れているのか、それとも交際している人達を成婚退会へと強引に押しやる営業力みたいな物が強いのかどちらなのか?」と言う質問が経営陣に投げかけられた。
もし強引な成婚への誘導があったなら株価の暴落は免れない訳ですから、相談所への入会を考えている人と同様に投資家もこの件について不安に思うのは当然です。
これに対する経営陣の回答は「両方とも日々向上できる様に努力している」と言う物でした。
過去に成婚退会となった会員のプロフィール項目などを分析し、どんな2人をお見合いさせれば成婚しやすいかを日々研究しているそうですし、交際中の会員に対しては結婚に向けて進んでいけるようにアドバイスをしていくそうです。
交際開始後のアドバイスなど必要ないと思うかもしれませんが、交際相手がコンシェルジュに悩み相談をしている場合があり、それを元にデート中の直すべき振る舞いなどを指摘する事が出来るので、効果は高いそうです。
「強引に成婚へと押しやる」と言うのは言葉は悪いですが、誰かが背中を押さないと結婚へはなかなか踏み切れないのも事実で、会員にとって不利益にならないと言いますか、決断すべき時に決断できないでいる会員に対しては強めの説得も必要なのかもしれません。
インセンティブ
・人事評価が良くなる
・インセンティブとして数千円の報酬が貰える
コンシェルジュは自分が担当する会員が成婚退会した場合に上記の2つのメリットがあります。
メリットがあると言っても些細な金額ですし、年間何人成婚退会させなければいけないと言ったノルマなどもありませんから、成果報酬を求める営業思考の強いコンシェルジュが出てくる可能性はとても少ないでしょう。
コネクトシップについて
2017年1月末にトラブルを起こしたコネクトシップが株主総会前の15日稼働再開となったので、これに関する質問が非常に多くなっていました。
日本結婚相談所連盟との違い
コネクトシップとIBJが運営する日本結婚相談所連盟は似た様なサービスと思っている人が多いと思いますが、実際は似ても似つかないサービスとなっています。
・コネクトシップ→インフラ
・日本結婚相談所連盟→フランチャイズ
日本結婚相談所連盟と言うのは小さな相談所が集まって、大きな相談所の様なサービスを提供している物で、加盟している各相談所は会員の紹介の仕方だけでなく、交際や成婚に関しても連盟のルールに従わなければなりません。
その為に差別化は料金体系や相談員の人柄くらいでしか出来ず、どの相談所に入会しても同じようなサービスしか受けられなくなってしまいます。
コネクトシップは各相談所が自由に使い方を決める事が出来るインフラ的なサービスなので、会員に完全に開放してプロフィールの検索やお見合いの申し込みなどを自由にさせても良いですし、コンシェルジュが会員に対して釣り合いの取れた成婚しやすい人を検索し紹介するのもありです。
各相談所のコンセプトや強みを失わずに紹介人数を増やす手段として使えるのです。
ゼクシィ縁結びカウンター
コネクトシップで提携しているゼクシィ縁結びカウンターに入会すれば、安い入会金や月会費でパートナーエージェントの会員に会う事ができると考えている人がいるみたいですが、それは止めた方が良さそうです。
パートナーエージェントの場合は自社内に結婚しても良いと思う人がいなかった人に対し、さらなる出会いの場を提供する為にコネクトシップを利用していく方針の様です。
(総会にて「結婚相手に対する希望条件が厳しいなど、パートナーエージェント内で理想の相手が見つからなかった人が、さらなる活動をする為に利用する物」と言った趣旨の発言がありました。)
つまりコネクトシップで出会えるのは「理想の高い人」や「パートナーエージェント内で相手にされなかった人」である可能性が高く、ゼクシィ縁結びカウンターやその他の提携している結婚相談所に入会してもパートナーエージェント内にいる優良会員に出会える可能性は低いです。
日本結婚相談所連盟のシステムやコンセプトと同じと思っている人が勘違いしてしまっているのでしょう。
総会に出席した感想
入会してくれたお客さんの成婚率をどうやったら高める事ができるのかと真剣に考えている企業でした。
コネクトシップの開発にしても、相談所内での活動が上手く行かなかった人にさらなるチャンスの場を設けようとした結果始まったサービスでは無いのでしょうか?
また「活動の意思が2ヶ月見られない会員には強制退会して頂いている。」と言う発言も総会ではありました。
活動しなくても月会費は発生する訳ですから、幽霊会員が多くなった方が安定した売上を作れるので企業としては嬉しい筈なのに、結婚を目指して真剣に活動している会員にとって幽霊会員は邪魔な存在だからという事で退会させているそうです。
売上の増加よりも在籍会員の満足度の向上に取り組んでいる誠実な企業であったと思います。
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